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日本とアジア――近代化の特徴

  • 執筆者の写真: Kiyoshi Urakami
    Kiyoshi Urakami
  • 2025年10月8日
  • 読了時間: 2分

 日本が明治維新以降の近代化のプロセスで、西洋の経済と社会を到達すべきモデルとみなし、法律や様々の制度を採り入れ、日本の経済と社会の礎(いしずえ)を築いたことはよく知られている。明治維新政府は、日本が築き上げてきた歴史的、社会文化的な土壌の上に、西欧発の法制度などのメカニズムを輸入し、植え付けることによって、日本の経済社会の近代化を図ろうとした。

 

 明治18年の福澤諭吉の「脱亜論」は、あえてアジアの隣人と離別し、近代日本を構築しようという当時の雰囲気をよく伝えている。明治政府の取り組みのなかで、日本は西欧社会に目を向け、追いつきたいという気持ちでさまざまな社会的課題の解決に取り組んできた。

 

 日本の近代化への取り組みは、日本的な資本主義の形成の過程で、西欧的な上部構造としての法制度や官僚組織、軍事組織を生み出すと同時に、市民社会そのものは、国家から自立できず、自律的な空間の形成に至らず、特殊日本的な「国民共同体」的な性格を保持しながら、近代化の道をたどることとなった。

 

 ところで、日本はアジアか? 皆さんはどう思われているのか?アジアはかつての観念のなかのアジアではなく、実在的なアジアであり、きわめて生々しいアジアだ。

 

 戦後間もなく、アジアは西欧から見るとすでに手にあまるものになっていた。アジアは変ったのか?もちろんアジアは変わったが、もっと変わったのはアジアをみる元侵略者たちのほうではないだろうか。多分、中国やインドの指導者たちは自分たちが変ったとは思っていないはずだ。中国やインドをはじめとするアジアには自分たちが追求してきた「未完のプロセス」としての真理や正義があったように思う。アジア社会の近代化の模索には、アジア社会の歴史と伝統に従って、一貫して模索する何ものかがあるように思う。西洋化により近代化を目指した日本と自分たちの価値観により近代化を追求し、もがき続ける中国やインドなどのアジア。

 

 日本はアジアか?日本がアジアを主体的に考える日は来るのだろうか。


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